「リゾートバイトは学生や20代の若い人ばかりなのでは?」
「30代女性が一人で参加したら浮かない?」
リゾートバイトに興味があっても、年齢が気になって応募を迷っている30代女性は少なくないと思います。
私自身も以前は、リゾートバイトはワーキングホリデーや留学の資金を貯めるために、学生や20代がする働き方だと思っていました。
しかし、31歳で実際にリゾートバイトを経験してみると、そのイメージは大きく変わりました。
結論からいうと、30代女性でもリゾートバイトで浮くことはありませんでした。
私が働いた室堂の職場には幅広い年代の人がいて、特に30〜40代は比較的多い印象でした。31歳の私は、若手でも年長者でもない中間くらいの年齢です。
この記事では、31歳で初めてリゾートバイトを経験した私が、実際の年齢層や30代でも浮かなかった理由、社会人経験があるからこそ感じたメリット・デメリットを紹介します。
年齢を理由に応募を迷っている方の判断材料になれば幸いです。
リゾートバイトは若い人がするものだと思っていた
私は以前から、リゾートバイト、通称「リゾバ」という働き方があることは知っていました。
リゾートバイトを身近に感じるようになったのは、オーストラリアでワーキングホリデーをしていたときです。
現地で出会った日本人のなかに、次のような流れで海外に来ている人が何人かいました。
日本でリゾートバイト
↓
フィリピン留学
↓
オーストラリアでワーキングホリデー
そのため、私のなかではリゾートバイトに対して、次のようなイメージがありました。
- 学生や20代が働く
- 留学やワーキングホリデーの資金を貯める
- 若い人同士で共同生活をする
- 長期休暇を利用して短期間働く
- 体力のある若者向けの仕事
31歳の自分が参加したら、周囲が20代ばかりで馴染めないのではないかと不安に感じていました。
特にリゾートバイトは、職場だけでなく寮でもほかのスタッフと生活します。
仕事中だけなら割り切れても、毎日の生活まで一緒になると、年齢差によって居心地の悪さを感じるのではないかと考えていました。
結論:31歳でもリゾートバイトで浮かなかった
実際に働いてみると、31歳だからといって浮くことはありませんでした。
私が勤務したのは、富山県の室堂にある標高約2,450mのホテルです。住み込みのレストランスタッフとして働きました。
私が働いた施設では、複数の部署のスタッフが同じ寮や従業員食堂などを利用していました。
仕事中は同じ部署の人と接することが中心でしたが、共同生活を通して、ほかの部署で働く幅広い年代の人とも関わる機会がありました。
実際には20代だけでなく、30代・40代、自分の親世代、さらに80代の方まで働いていました。
特に30〜40代は比較的多く、31歳は珍しい年齢ではありませんでした。
むしろ、20代とも年上のスタッフとも話しやすい中間の年齢だったため、どちらからも親しみを持って接してもらえたと感じています。
リゾートバイトは若い人ばかりという、当初のイメージは大きく変わりました。
年齢よりも人柄や適応力の方が大切だった
実際に働いて感じたのは、年齢よりも、周囲とどのように関わるかの方が重要だということです。
職場では、次のような姿勢が人間関係や働きやすさに影響すると感じました。
- 挨拶や報告ができる
- 周囲の状況を見て動ける
- お客様に失礼のない対応ができる
- 忙しいときに優先順位を考えられる
- 異なる年代の人と協力できる
- 新しい職場のやり方を受け入れられる
30代だから馴染めないということはありません。
年齢そのものよりも、新しい環境に適応し、周囲と協力して働けるかどうかの方が大切です。
室堂では年齢よりも共通の趣味でつながることが多かった
室堂では、登山やスキー、スノーボード、バックカントリーなど、アウトドアを趣味にしている人が多く働いていました。
休日に山へ登る人、冬になると雪山で活動する人、季節ごとに自然のある場所へ移動して働く人など、普段の生活ではなかなか出会わない人が集まっていました。
年齢が違っても、山や旅行、海外生活など共通の話題があるため、自然に会話が生まれます。
私はもともと登山やアウトドアが好きなので、仕事以外の時間にもさまざまな話を聞けたことが印象に残っています。
特に面白かったのは、年齢に関係なく、自分の好きなことを大切にしながら生活している人が多かったことです。
- 好きな山の近くで働く
- スキーやスノーボードができる地域へ移動する
- 季節に合わせて勤務地を変える
- 働きながらアウトドアを楽しむ
エネルギッシュで、仕事以外のアウトドアライフも充実させている人たちに出会えたことは、室堂でリゾートバイトをした大きな魅力の一つです。
同じ年代の人だけで固まる環境ではないからこそ、これまでとは異なる価値観や働き方に触れられました。
リゾートバイトの年齢層は勤務先によって異なる
私が働いた室堂では幅広い年代の人がいましたが、すべてのリゾートバイト先が同じ年齢構成とは限りません。
スタッフの年齢層は、勤務地や職種、勤務時期によって変わります。
勤務する時期
大学生の夏休みや春休みと重なる時期は、学生スタッフが増える可能性があります。
反対に、学生が長期間働きにくい時期や、数か月以上の勤務が必要な求人では、フリーターや転職の合間に働く社会人も集まりやすくなります。
勤務地
スキー場や大型テーマパークなどは、比較的若いスタッフが集まりやすい場合があります。
一方で、ホテル、旅館、山岳施設などでは、接客や調理、施設運営の経験がある30代以上のスタッフも働いています。
職種
同じ勤務地でも、職種や部署によって年齢層が異なる場合があります。
アクティビティ関係の仕事には若いスタッフが多く、レストラン、調理、売店、清掃などには幅広い年代がいることもあります。
30代であることが不安な場合は、応募前に派遣会社の担当者へ、次の点を確認しておくと安心です。
- 現在働いているスタッフの年齢層
- 30代のスタッフがいるか
- 最も多い年代
- 学生が多い職場か
- 同じ時期に入るスタッフの人数
- 寮で生活している人の年齢層
求人票だけでは分からない情報もあるため、担当者に直接確認することが重要です。
30代女性がリゾートバイトをして感じたメリット
30代で参加することに不安はありましたが、実際にはこれまでの社会人経験が役立つ場面も多くありました。
社会人経験を仕事に活かせる
30代まで組織で働いてきた人は、職種自体が未経験でも、仕事を進めるうえでの基本が身についています。
例えば、次のようなことです。
- 挨拶や報告をする
- 周囲の状況を見て動く
- お客様に失礼のない対応をする
- 忙しいときに優先順位を考える
- 異なる年代の人と協力する
リゾートバイトでは、初めての職場で新しい仕事を短期間のうちに覚える必要があります。
仕事内容は未経験でも、周囲を見ながら動くことや、忙しい状況で優先順位を判断する力は活かせました。
接客経験やホスピタリティを活かせる
私はこれまで、組織のなかで働き、お客様へのホスピタリティや会社への貢献を意識して仕事をしてきました。
その経験は、ホテルのレストランでも活かせたと感じています。
例えば、次のような場面です。
- お客様が次に必要とするものを考える
- 表情や反応を見ながら案内する
- 困っているお客様に先回りして声をかける
- 周囲のスタッフが動きやすいように準備する
- 忙しいときにもサービスの質を落とさないようにする
接客業やサービス業の経験がある人は、仕事内容が変わっても、これまで培ったホスピタリティを活かせます。
年齢の異なる人と関われる
31歳は、20代とも年上のスタッフとも比較的話しやすい年齢でした。
室堂では、年齢よりも登山や旅行、海外生活、スキーなどの共通点から会話が始まることが多くありました。
普段の生活では出会わない年代や経歴の人と関われることは、リゾートバイトならではの魅力です。
これまでとは異なる生活を試せる
リゾートバイトは、住む場所と働く期間があらかじめ決まっています。
そのため、興味はあるものの長期間住めるか分からない環境を、期間限定で体験できます。
私が室堂で働こうと思った理由の一つも、これまでとは異なる環境で暮らしてみたかったからです。
私は温暖な気候が好きで、寒い場所で生活できるか不安がありました。
そこで今回は、まだ残雪がある時期に、日本で最も標高の高い場所にあるホテルで働き、標高約2,450mの環境で暮らす経験をしてみたいと考えました。
実際に期間を決めて働くことで、自分が寒い環境や山での生活にどの程度適応できるのかを知る機会にもなりました。
次の目標までの期間を有効に使える
リゾートバイトは、転職や海外渡航など、次の予定までの期間を活用しやすい働き方です。
私の場合は、ニュージーランドへ渡航する前の期間に働きました。
ただお金を貯めるだけではなく、以前から興味があった山での暮らしも経験できたため、自分にとって意味のある時間になりました。
住み込み求人では、寮費や光熱費、食費の一部または全部が勤務先負担になることもあります。
次の目標に向けて資金を準備しながら、普段とは異なる生活を経験したい30代にも向いています。
30代だからこそ感じたリゾートバイトのデメリット
社会人経験が役立つ一方で、これまで組織のなかで主体的に働いてきたからこそ、もどかしく感じる場面もありました。
改善点が見えても、すぐに変えられるとは限らない
私は仕事をしていると、次のようなことを考える傾向があります。
「この案内方法を試したら、お客様の反応はどう変わるだろう」
「もう少しお客様目線でできることがあるのではないか」
「この作業の流れを変えたら、もっと効率よく進むのではないか」
前職では、自分なりに改善方法を考えたり、提案したりしながら働いていました。
しかし、リゾートバイトは期間限定のスタッフです。
まず求められるのは、その勤務先で決められている方法を覚え、短期間で戦力になることです。
職場には長く続いてきたルールや、その方法になった事情があります。
働き始めたばかりの短期スタッフが、すぐに仕事の流れを変えられるわけではありません。
「もっとこうした方がよいのでは」と感じても、まずはその職場のやり方を理解し、合わせて働く必要があります。
自分で考えて仕事を改善することにやりがいを感じてきた人は、この点にもどかしさを感じる可能性があります。
前職での経験や役職はいったんリセットされる
30代になると、前職で責任のある仕事を任されたり、後輩を指導したりした経験を持つ人もいると思います。
しかし、新しい勤務先では、その職場について何も知らない新人です。
前職でどれだけ経験があっても、まずは一から仕事を覚えなくてはいけません。
自分より年下のスタッフが、その職場では先輩ということもあります。
過去の役職や経験にこだわらず、年齢に関係なく教えてもらう姿勢を持てるかどうかは、働きやすさに影響します。
短期スタッフとしての割り切りが必要
リゾートバイトをする目的や、仕事に求めるものは人によって異なります。
- 短期間でお金を貯めたい
- 観光や登山を楽しみたい
- 新しい地域で暮らしてみたい
- 次の仕事までの期間を活用したい
- 留学やワーキングホリデーの資金を準備したい
そのため、仕事に対する考え方も一人ひとり違います。
職場をよりよくしたいと考える人もいれば、決められた仕事を確実にこなし、勤務時間外を充実させたい人もいます。
どちらが正しいということではありません。
ただ、仕事への改善意識が強い人ほど、短期スタッフとして求められる役割との間にギャップを感じる可能性があります。
リゾートバイトでは、
「まずは言われたことを正確に行う」
「その職場のやり方に合わせる」
「限られた期間のなかで自分の役割を果たす」
と割り切れる人の方が、ストレスを感じにくいと思います。
30代女性でリゾートバイトに向いている人
実際に働いてみて、次のような人は30代でもリゾートバイトに向いていると感じました。
新しい環境に適応できる人
勤務先によって、仕事の進め方や人間関係、寮のルールは異なります。
前職のやり方にこだわりすぎず、「この職場ではこの方法で進める」と切り替えられる人は馴染みやすいです。
年下から教わることに抵抗がない人
職場では、年齢ではなく勤務歴や経験が基準になります。
自分より年下でも、その職場では先輩ということがあります。
年齢に関係なく素直に質問し、教えてもらえる人は働きやすいでしょう。
期間限定の仕事だと割り切れる人
リゾートバイトでは、職場を根本から変えることよりも、決められた期間を安定して働くことが求められます。
職場のやり方を尊重し、そのなかで自分の役割を果たせる人に向いています。
仕事以外にも目的がある人
リゾートバイトは、仕事内容だけでなく、その場所での生活そのものに価値があります。
- 海外渡航の資金を貯める
- 自然のなかで暮らす
- 登山やスキーを楽しむ
- 行ってみたかった地域で働く
- これまでとは異なる生活を試す
目的がはっきりしていると、多少不便なことや大変なことがあっても、経験の一部として受け入れやすくなります。
30代女性でリゾートバイトに向いていない可能性がある人
反対に、次のような人は求人や勤務先を慎重に選んだ方がよいと思います。
- 前職のやり方を変えられない
- 年下から指示されることに抵抗がある
- 相部屋や共同生活が苦手
- 一人の時間を十分に確保したい
- 仕事を自分の裁量で進めたい
- 職場の非効率な部分が強く気になる
- 新しい人間関係を築くことに大きな負担を感じる
ただし、これらに当てはまっても、リゾートバイト自体が向いていないとは限りません。
個室寮、通し勤務、少人数の職場、経験を活かせる職種など、自分に合った条件を選べば働きやすくなる可能性があります。
30代女性が求人を選ぶときに確認したいこと
30代女性が快適に働くためには、時給や勤務地だけで求人を決めないことが重要です。
スタッフの年齢層
派遣会社の担当者に、現在働いているスタッフや過去に勤務した人の年代を確認します。
「30代はいますか」だけではなく、「最も多い年代はどのくらいですか」と聞くと、職場の雰囲気をイメージしやすくなります。
個室寮か相部屋か
一人暮らしに慣れている30代女性は、相部屋で想像以上に疲れる可能性があります。
相部屋はほかのスタッフと仲良くなりやすい一方で、生活時間、室温、音、明るさなどに気を使います。
一人の時間やプライバシーを重視する人には、個室寮がおすすめです。
寮で共同生活をする人数
同じ部屋の人数だけではなく、寮全体で何人ほど生活しているかも確認しておきましょう。
食堂、洗濯機、お風呂、洗面所などが共用の場合、生活する人数によって使いやすさが変わります。
勤務時間とシフト
リゾートバイトでは、朝と夜に分かれて働く「中抜けシフト」があります。
中抜け時間を休憩や観光に使える人もいますが、生活リズムが合わず負担を感じる人もいます。
通し勤務を希望する場合は、応募前に担当者へ伝えておきましょう。
仕事内容と求められる役割
同じレストランスタッフでも、勤務先によって仕事内容は異なります。
接客中心なのか、配膳や片付け中心なのか、洗い場や清掃も含まれるのかを確認します。
これまでの接客経験や社会人経験を活かしたい場合は、どの程度お客様と関われる仕事なのかも聞いておくと、勤務後のミスマッチを減らせます。
周辺環境
スーパー、コンビニ、ドラッグストア、病院までの距離も重要です。
室堂のような山岳エリアでは、必要な物をすぐに買い足せるとは限りません。
生活環境が特殊な勤務地ほど、事前の持ち物準備が必要です。
30代女性がリゾートバイトをするのは恥ずかしくない
30代でアルバイトをすることに、抵抗を感じる人もいるかもしれません。
しかし、実際のリゾートバイトには、さまざまな背景や目的を持つ人が集まっています。
転職の合間に来た人、全国のリゾート地を移動している人、海外へ行く資金を貯めている人、アウトドアを楽しむために働いている人など、経歴や働く理由は一人ひとり異なります。
「31歳なのにリゾートバイトをしている」と、周囲から特別に見られることはありませんでした。
むしろ30代は、これまでの社会人経験を活かしながら、新しい環境にも挑戦できる年代です。
正社員として同じ場所で働き続けることだけが、30代の正解ではありません。
次のキャリアを考える期間として、海外渡航前の資金準備として、興味のある場所で暮らす方法として、リゾートバイトを選ぶのも一つの働き方です。
まとめ:31歳でも年齢を理由に諦める必要はなかった
31歳でリゾートバイトに参加しましたが、年齢を理由に浮くことはありませんでした。
私が働いた室堂には幅広い年代の人がいて、特に30〜40代は比較的多い印象でした。
31歳は、20代とも年上のスタッフとも話しやすい中間の年齢でした。
また、室堂では登山やスキー、スノーボード、バックカントリーなどを趣味にしている人が多く、年齢よりも共通の興味から交流が生まれることが多くありました。
社会人経験があることは、接客、周囲への配慮、優先順位の判断などで強みになります。
一方で、これまで主体的に業務改善をしてきた人は、短期スタッフとして勤務先の方法に合わせることに、もどかしさを感じる可能性があります。
30代女性がリゾートバイトを始める際は、年齢そのものよりも、次の条件を確認することが重要です。
- 職場の年齢層
- 個室寮か相部屋か
- 共同生活をする人数
- 勤務時間とシフト
- 仕事内容
- 職場の雰囲気
- 周辺の生活環境
- その場所で働く目的
年齢が気になる場合は、求人に応募する前に派遣会社の担当者へ相談できます。
年齢だけを理由に諦めるのではなく、自分に合った職場や寮の条件を確認したうえで判断してみてください。

